坊っちゃんスタジアムの夜景と照明に浮かぶグラウンド

松山と野球

球場を歩く前に、五つの物語を。

文学の町で育ったベースボールの言葉、地域が守った野球文化、海を越えた指導者の足跡。知るほどに、球場の風景が深くなります。

野球文化の入口

松山では、野球が文学と地域史につながっている。

坊っちゃんスタジアムは試合を行うだけの場所ではありません。園内の名前、記念碑、資料館の展示をたどると、明治から現代へ続く松山の野球文化が見えてきます。

5園内でたどる物語
3オールスター開催回数
無料資料館の入館料
01

物語 01

正岡子規が松山へ運んだベースボール

東京でベースボールに出会った正岡子規は、郷里の松山にバットとボールを持ち帰り、松山中学の生徒らに教えたと伝えられています。幼名の「升(のぼる)」にちなみ、「野球(の・ぼうる)」という雅号も用いました。打者、走者、四球、直球、飛球などの訳語や、野球を題材にした俳句・短歌を通じて普及に貢献し、2002年に野球殿堂入りしています。

園内で探すもの
JR市坪駅の近くには、正岡子規の野球殿堂入りを記念する碑があります。

02

物語 02

文学の町にある「坊っちゃん」スタジアム

球場名は、松山を舞台にした夏目漱石の小説『坊っちゃん』に由来します。園内には「マドンナスタジアム」や「の・ボールミュージアム」もあり、文学の町・松山らしい名称がスポーツ施設の風景に溶け込んでいます。

名前の連なり
「坊っちゃん」「マドンナ」「の・ボール」という名称に、文学の町らしい遊び心が表れています。

03

物語 03

野球王国・愛媛の記憶をつなぐ場所

愛媛は高校野球をはじめ、長く地域の野球文化を育んできました。資料館では明治から現代までの年表、県内高校の歩み、名勝負の映像、県出身選手やプロ野球に関する資料を通して、その厚みを知ることができます。

04

物語 04

近藤兵太郎と台湾野球のつながり

松山出身の野球指導者・近藤兵太郎は、日本だけでなく台湾の野球発展にも大きく寄与しました。園内には顕彰モニュメントがあり、資料館には功績を紹介する展示コーナーが設けられています。松山の地域史が海を越えて広がる、重要な物語です。

海を越える地域史
松山と台湾を結ぶ野球史は、この公園を海外から訪れる人にも特別な場所にしています。

05

物語 05

三度のオールスターが残した球場の記憶

坊っちゃんスタジアムでは2002年、2012年、2022年にプロ野球オールスターゲームが開催されました。資料館の記念展では、地方球場で繰り返し「夢の球宴」を迎えた松山の熱気をたどれます。

坊っちゃんスタジアムのグラウンドと青い観客席写真:Carpawa/パブリックドメイン

物語の続きを館内で

の・ボールミュージアム

坊っちゃんスタジアム正面にある無料の野球歴史資料館。正岡子規、愛媛の高校野球、近藤兵太郎、プロ野球、秋季キャンプなど、多層的な展示を一つの流れで見られます。

開館
土・日・祝日
時間
9:00–17:00
最終入館
16:30
入館料
無料
施設案内を見る

現地でたどる

五つの場所を、約90分で。

市坪駅の記念碑から球場正面、資料館、マドンナスタジアム、武道館へ。物語と建築を一つの散策にまとめられます。

  1. 1JR市坪駅・子規野球殿堂入り記念碑
  2. 2坊っちゃんスタジアム正面
  3. 3の・ボールミュージアム
  4. 4マドンナスタジアム
  5. 5愛媛県武道館外観
野球文化コースを見る
市坪駅のホームと坊っちゃんスタジアム
市坪駅から始まる野球文化散策
写真:CT-May/クリエイティブ・コモンズ・ゼロ

公園を歩く

物語を知ったら、実際の景色へ。

テーマ別のモデルコースから、訪問時間と巡る順番を決められます。

モデルコースを選ぶ